独特なのに嫌われないママ友間の私

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独特なのに嫌われないママ友間の私

※URLをクリックするのがためらわれる方は、小説家になろうのサイトから直接検索してください(作者名は「さとるん」)。

あらすじ:

大阪大学出身、眉間に大きなほくろを持つ、少し風変わりな主婦・A。
勉強ができ、教育熱心で、何事もきっちりこなす。けれど彼女は決して浮かない。
むしろ、どこか楽しそうで、堂々としている。

舞台は、小学四年生の息子の授業参観日。
「またあの人が来るわよ」とささやかれながらも、Aはいつもの明るい声で教室に現れる。

「うちの自慢の息子や!」

息子が発表したテーマは「なかま分け」。
総合病院を「たくさんを守る森」にたとえ、さらに政治家を「数限られた挑戦者」と分類する独自の視点に、教室は静まり返る。

「頭良いなあ」と先生がうなり、
「将来は東大?」と主婦たちがささやく中、
Aは涼しい顔で言う。

「子供は京大に行きたいんだって。自由に勉強できる環境に憧れてるらしい」

自信はあるが押しつけない。
知的だが嫌味にならない。
普通の世間話にも混ざりながら、ときどき独特な言葉を残していく。

そして突然の転勤。
小学校生活の終わりは、思いがけず訪れる。

「しりきれとんぼのようになってしまい残念ですわ」

最後までブレないその姿に、周囲の主婦たちは気づく。
――あの人は少し変わっている。けれど、嫌いじゃない。

知性とは何か。
母親であるとはどういうことか。
「なかま分け」を通して見える、小さな教室の物語。

静かで、少しだけ誇らしい、風変わりな主婦の一日。

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